東海大学佐藤先生の新著「宇宙エレベーターその実現性を探る」の出版

2016 年 8 月 14 日

 本協会のフェローとして、宇宙エレベーター実現のためのご助言をいただいている東海大学清水教養教育センター/理学部の講師である佐藤先生が、宇宙エレベーターに関する新たな書籍を出版されました。

 書籍は、宇宙エレベーターの仕組みを解説する内容に加え、その利用方法としての静止軌道ステーションや月面/火星/小惑星の開発などについても解説されていますまた、本協会フェローの大林組石川博士へのインタビューや、JAXA、JAMSSにて宇宙エレベーターの実現に向けて活動されていらっしゃる方々へのインタビューも掲載されています是非お手にとってご覧いただければと思います。

■祥伝社新書

「宇宙エレベーター その実現性を探る」

2016年8月1日

https://www.amazon.co.jp/dp/4396114753/

メディア | by 吉田隆一

本年度(2016)のSPECについて

2016 年 7 月 22 日

2016/07/22

本協会では、宇宙エレベーターに関連する技術の振興と、社会に対するアウトリーチの機会として、2009年よりバルーンを使って上空から地上をつないだテザー(ベルト、ロープ)を昇降するクライマーのイベント、宇宙エレベーターチャレンジ(SPEC)を毎年8月に実施してまいりました。

 

2005~2009年に米国でNASA後援のもとで行われていた同様な競技会を参考に、2009年に開始したチャレンジは、当初の高度150mのものから毎年高度を高くし続け、2013年には高度1,200mにまで到達、2014年度は1,250mに達しています。


しかし、これ以上の高度アップは、経済的にも航空法的にも困難なため、現在停滞状態ともいえる状況となっており、さまざまな可能性や検討を経た結果、今年は夏季のSPECは実施を見送ることとなりました。
また検討では、より高い高度への挑戦として、2017年9月より、米国ネバダ州のブラックロック砂漠にて高度3,000mの世界宇宙エレベーターチャレンジを実施していく方向で準備を進めることになり、現在スポンサー募集を始めとした企画調整が始まっています。


ただし、国内では現在もクライマーの開発を続けているチームが多くあることから、現在調整中となりますが、10月を目途に200m~程度の小規模な走行会のようなものを実施したいと考えております。こちらにつきましては詳細決まり次第発表したいと思います。

 

よろしくおねがいします。

SPEC | by 籏本祥二
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