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JpSECパネルディスカッション向け プレディスカッション実施

2010/11/30

JpSECパネルディスカッション向け プレディスカッション実施

12月11日(土)と12日(日)に迫ったJpSECですが、1日目の最後のプログラムとして予定されているパネルディスカッション「宇宙エレベーターが切り開く未来」に向けた準備会;プレディスカッションをパネリストの皆様(富野監督、甲斐教授、石川氏、青木教授、久保田氏)にお集まりいただき、実施しました。

「宇宙エレベーター」この捉えどころのない対象を、一体どう扱っていったらいいのか?
・夢と片づけるのか?
・すぐに真剣に取り組むべき課題なのか?
・技術と工学が解決する問題なのか?
・まだ実現可能性さえ不確かなのに、どうしていい大人が集まって喧々諤々やっているのか?
・どういうつもりで人類の歴史に類を見ない巨大プロジェクトの推進に挑戦しようとするのか?
・実現すると何がどうなる?
・そもそも人類に宇宙エレベーターは必要なのか?
 
宇宙エレベーターに興味をお持ちの方々は、少なからずこのような疑問をお持ちではないかと思います。
 
そこで今回のパネルディスカッションでは、各方面の専門性をお持ちで、かつ宇宙エレベーターに一家言お持ちといった方々をパネリストに迎え、根本のそもそも論についての討議を展開し、皆さんがもっているおぼろげなイメージの焦点を合わせる一助としたいと考えております。
 
「宇宙エレベーター?なんでそんなものやってるの?」という至極自然に人々から投げかけられる質問。どうやって答えていけばいいのでしょうか?
 
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本番のパネルディスカッションの密度を上げられるよう、11/30(月)の夜にパネリストの方々にお集まりいただき、予備的なディスカッションを行いました。
 
このディスカッションでは、各パネリストが捉える宇宙エレベーター像やその実現可能性についての意見、そもそも宇宙エレベーターの実現に向けた活動は人々に何をもたらすのかといった意見が交わされました。
 
客観的に見て工学/技術的な目途が明確に立っていないにもかかわらず、その実現に向けた活動を行うことの意味、ロケット技術だけに頼って数十年続いてきた宇宙開発が、このまま進行したとして、世界いきつく先、人類の未来などについても話が出ました。
 
また失礼ながら気が付けば、パネリストの平均年齢が結構高く(実は宇宙エレベーター協会の会員の平均年齢は約40歳、、、)「中年の以上の人たちは、右肩上がりの経済/工業世界を見てきたからで、若者は生まれた時から社会不安が声高に叫ばれる時代に生きているからではないか」などといった意見もありました。
 
(若干話が発散してしまうこと、予想できますが、、、皆本音で話すつもりですのでお楽しみに)
 
あまりネタバレすると本番が面白くなくなってしまうのでこのあたりにしますが、今回のパネリスト/コーディネーターは以下のような方々にお願いしております。
 
パネリスト:
・富野 由悠季 氏
 皆様ご存じの、アニメーション監督、演出家。昨年から宇宙エレベーターに興味をお持ちになり、一気にその意義を語るところまで緻密な検討を重ねていらっしゃいます。
 
・甲斐 素直 氏
日本大学法学部法律学科教授(元会計検査院)、JSEA正会員、専門は憲法論という普通なら決して議論を吹っかけてしまえる相手ではないのですが、SFについての造詣は並大抵のものではありません。宇宙エレベーターのような規模の世界インフラの実現をどのように進めていったらいいのか?を至極理論的に検討されています。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kaisunao/
 
・石川 憲二 氏
週刊誌の記者を皮切りに、25年以上にわたり執筆/編集を数多くされており、技術やビジネスほぼあらゆる分野を対象にされています。2010年2月にはオーム社より「宇宙エレベーター -宇宙旅行を可能にする新技術-」を上梓されています。
http://www.ne.jp/asahi/happy/golucky/
 
・青木 義男 氏
日本大学理工学部精密機械工学科教授、本協会副会長。安全設計工学、複合材料力学、計算力学などを専門としつつ、新たな活動分野の一つとして宇宙エレベーターを選択。国土交通省・社会資本整備審議会専門員他10以上の専門機関の委員を兼任。
http://www.eme.cst.nihon-u.ac.jp/~yaoki/
 
コーディネータ:
・久保田 裕 氏
朝日新聞社にて「メディカル朝日」次長、「朝日パソコン」次長、「ドアーズ」編集長、「朝日ジュニア百科年鑑」編集長などを経て、現在科学医療グループ次長 DO科学編集長。物理や宇宙などハードサイエンスなどを扱いつつ、プライベートでは超常現象や疑似科学について強い関心を持っており、宇宙エレベーターの実現可能性、その意義についても鋭い意見をお持ちになっています。今回は、ニュートラルな立場としてのコーディネータをお願いしました。
 
是非、JpSEC2010で人類の未来、明日の世界、そこに向けた活動(少々大きく出ていますが)について一緒に考えてみませんか?(パネルディスカッションでは、会場からの意見も積極的にとりいれて話を進めてみたいと思います)
 
(文責:大野)
 
前列右から;富野監督、大野、後列右から;青木教授、甲斐教授、久保田氏、石川氏